X-Range™

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ロードバイクはかつてないほど速く、高性能になり、ライダーはドロップバーバイクで可能性を広げています。
X-Rangeは、最新のロードライディングのためのギアリングです。
よりワイドなレンジ、より使いやすくスムーズなギア進行、そしてAXSが可能にするスマートなシフトセッティングのために、ロードギアを完全に再構築しています。
X-Rangeで、あなたは常に適切なギアで走ることができます。


X-Rangeテクノロジーは簡単に言えば前後ギアサイズの再構築です。
基本的にフロントギア(チェーンリング)は歯数が大きいほど重いギアを使用でき、リアギア(カセットスプロケット)は歯数が大きいほど軽いギアになります。

ロードバイクでは、これまで53/39T、52/36T、50/34Tのフロントギアが一般的でしたが、SRAMはリア12速のAXSシリーズから50/37T、48/35T、46/33T、43/30TのX-Rangeギアリングを採用しています。

一見するとフロントの歯数が小さくなったことで、重いギアを使用できなくなったと思われがちですが、AXSのリアギアは10Tの歯数を使用できるので、伝統的なチェーンリング構成と比較しても、むしろより重いギアを踏めるように構成されています。

また、伝統的なチェーンリングの場合、チェーンリングのサイズによって歯数差が異なります。
53/39Tの歯数差は14。(53-39=14)
52/36Tの歯数差は16。(52-36=16)
50/34Tの歯数差は16。(50-34=16)

これに対してX-Rangeギアリングは、歯数が小さくなっただけでなく、アウターとインナーの歯数“差”も小さくし、且つ全ての歯数差を13に統一させています。
歯数差が小さいということは、アウターとインナーの歯の距離が近いということでもあります。チェーンリング間の距離が近くなるため、変速に要する時間が短くなり、チェーン落ちの可能性も抑えることが出来ます。
またアウターとインナーとでギア比の差が少なくなるのでケイデンスの安定にも貢献します。
重量面においてもメリットがあります。歯数が小さくなればなるほどチェーンリングの重量が軽くなるのはもちろん、歯数差も減少しているのでフロントディレイラーのケージ部分をよりコンパクトにすることが可能になりました。
さらに、フロントギアの歯数差が小さくなったことで、リアディレイラーのキャパシティが増大しています。

例えば前世代の2×11sの場合、ミディアムケージを使用してもカセットに使用できる最大歯数は32Tが限度でした。
チェーンの長さはフロントアウターギア(大きな歯)×リアローギア(大きな歯)の周長から決められていますが、同じ歯数構成でフロントインナー×リアトップにした時に、チェーンが弛まないようプーリーケージが巻き取れる長さである必要があるためです。チェーンリングの歯数差を小さくした分、リアカセットに大きなギアを入れる余裕があるので、12速のAXSシリーズはフロントダブルのまま10-36Tカセットまで使用することが出来ます。

X-Rangeテクノロジーは単に歯数を変えるのではなく、現代のロードバイクに要求されるあらゆるコースへの対応を軸に、トライアスロンに必要なビッグギアから24時間を超えるようなウルトラロングまでを幅広くカバーする選択肢を提供します。

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