なぜ深部体温なのか?
スポーツにおいて深部温度とパフォーマンスの関係は深く、ある一定の体温を超えるとパワーが低下すると言われています。深部温度の変動には個人差があるため、自分に合った深部温度ゾーンを知り、それを維持することが、最大限パフォーマンスの発揮につながります。更に深部体温を“リアルタイム監視”が出来るのであれば、それはアスリートのトレーニング効率やパフォーマンス向上に繋がります。
人は暑熱環境に身を置いたとき、50~70%の心拍出量を体温調節(冷却)に使うと言われています。つまりアスリートが自身の“暑さ耐性(閾値)”を理解しておくことでトレーニング負荷を最適に設定することができます。例えば、レース中のペース配分や冷却戦略を駆使してより良い結果に繋げる事も可能です。それ以外にもデータの蓄積や分析など活用方法は多くあります。そしてCOREをきっかけに更なる研究が進む事にも期待しています。