新製品 SRAM XX DH Transmission
2026.02.25

一瞬一瞬が勝敗を分け、表彰台がかかる場面で、XX DH Transmissionは真のアドバンテージをもたらします。
負荷をかけたままのフルパワー変速、信頼性の高いタフネス、そして集中を妨げない静粛性。
スタートゲートから、ハイスピード区間を抜け、フィニッシュラインを駆け抜けるその瞬間まで、ためらうことなく全開で踏み続けることができるでしょう。
フルマウント・ディレイラー、ダウンヒル専用に設計された堅牢なアルミクランク、衝撃に耐えるチェーンリングを備え、より激しく攻め、より速く走り、コースがもたらすすべての混沌の中でも安定した走りを実現します。
It pays to shift
DHレーサーは、スタート直後やフィニッシュに向かう局面で、E-MTB並みの高出力を発揮することが日常的にあります。
従来のスプロケットとチェーンによる変速機構では、チェーンを安全に外して再噛合させるために一瞬力を抜く必要があり、変速時に最大で出力の半分を失う場合があります。
これは、変速のたびにタイムとペースを失っていることを意味します。
XX DHのカセットマッピングにより、力を抜く必要は一切なく、すべての変速でフルパワーを維持できます。
結果として、各ギアステップごとの変速がより速くなり、ミリ秒単位でのタイム短縮が可能になります。ためらいも減速もなく、ただ純粋なレースペースを維持できます。
下の図はスタート直後の加速度を計測したデータです。縦軸がスピード、横軸が経過時間を表しています。同じタイミングで変速させたとしてもXX DH Transmissionはペダリングを一瞬抜く必要がなく、従来型のDHコンポーネントに比べ、15メートル到達時点で速度が2.7km/h速くなります。タイムにすると0.05秒の違いでしかありませんが、これは距離にして1.5メートル先まで進んでいることになるのです。

Advantage, precision
7速仕様のXX DH Transmissionカセットは、大出力に対応するために最適なギアステップで構成されています。
フルX-SYNC歯形状デザインにより、これまでで最も確実かつ高速なダウンヒル用変速性能の基盤を形成しています。
AXSファームウェア制御による変速シーケンスと組み合わさることで、常にチェーンの噛合いを維持する「カセットマッピング」を実現し、途切れのないパワー伝達を可能にします。

Locked in
史上最も強靭なDH用リアディレイラーです。ハンガーレスインターフェースを採用し、他のTransmissionディレイラーと同じ堅牢なアーキテクチャをベースに、ワールドカップのスタートハットや過酷なフリーライドラインにも対応できるDH専用設計となっています。フルマウント構造によりフレーム両側をクランプし、ハンガーを不要とするとともに、衝突時には後方へ回転して衝撃を逃がします。
XX DHリアディレイラーは、スキッドプレート、アウターリンク、DH最適化インラインケージなどのリビルド可能なパーツ構成となっています。

Tight and tidy
フルマウントディレイラーを可能な限り内側に配置することで、XX DHはダメージを受けにくい位置に収まります。
ダウンヒルバイクの多くが148mmリアハブ規格を採用することで、ディレイラーやローターが内側に寄り、かかととのクリアランスも向上します。
さらにXD SLIMハブ規格により、より狭いフリーハブ幅と左右対称のスポークブレーシング角を実現し、強度が高くバランスの取れたホイールビルドが可能になります。
これらの要素が組み合わさることで、最大限のクリアランスと優れたレース向けチューニングを実現したドライブトレイン、ホイール、ブレーキシステムが完成します。

Machined for wear
最高峰のアルミクランクから着想を得て、ダウンヒル専用として一から設計されたXX DHクランクセット。摩耗しやすい部分や岩とのヒットが起きやすい部分には切削加工を施し、長期間にわたって美観を保ちます。クリアランス確保と重量バランス調整のため、165mmから150mmまでの短めのクランク長を用意しています。

The last chainring standing
折れや衝撃への耐性を高めた新設計のXX DH T-Typeチェーンリングは、ダウンヒル特有の過酷な要求に耐えるよう設計されています。

Calm under chaos
荒れたDH路面はドライブトレインに過酷な負荷を与えますが、XX DHは実績あるType 4 Transmissionダンパーとコンパクトなケージを組み合わせることで対抗します。
レバー比を抑えることでチェーンコントロール性が向上し、路面が荒れてもドライブトレインは安定したままです。

Ochain ready
さらなる下り性能を求める場合、XX DHはOchainスパイダーダンパーと組み合わせることができます。
Ochainはペダルからのキックバックを吸収し、比類ないトラクション、コントロール性、自信をもたらします。
104BCDのXX T-Typeチェーンリングにより、チェーン保持力を高め、よりスムーズで安定したペダリングフィールを実現します。

Chained together
XX DH TransmissionはEagleではありませんが、必要な部分ではEagle Transmissionエコシステムと共有されています。
T-Typeコンポーネントの共通化により、ビルド間での組み合わせ自由度が高まります。
システムの中核には、中空ピン構造とハードクローム仕上げによる高強度・高耐久性を備えたXX EagleTransmission Flattopチェーンを採用しています。
スロープスタイルやアグレッシブなエンデューロ用途向けには、55mmチェーンライン対応のDUB MTB Wideスピンドル仕様のXX DHクランクセットも用意されています。

ピットでの作業時間は、そのまま練習時間の損失です。XX DHはEagle Transmissionと同様の「準備・取り付け・締結」というセットアップ手順を採用し、交換やリビルドを効率化しています。
さらに、ダウンヒル分野で初めてAXSを採用し、ケーブルハウジングの汚れ、複雑なルーティング、ゼッケン干渉といった問題を解消しました。

Your pod, your position
AXSにより、操作系のカスタマイズが可能です。AXS Podコントローラーはエルゴノミクスに基づいた細かな調整が可能で、荒れたDH路面でも最適な操作感を実現します。

Podium proven and ready to race
複数のワールドカップ勝利、そしてUCI世界選手権制覇という実績が証明するように、XX DHはSRAM史上最高性能を誇るダウンヒル用グループセットです。
クラス最高レベルの「負荷をかけたままの変速性能」により、勝敗を分ける貴重なミリ秒を引き出します。
さらに、レースで鍛え上げられた屈強なコンポーネントが、スタートから一切のためらいなく全開で攻め込める安心感をもたらします。
仕上げには、XXの名にふさわしい、ブラックアルマイトにシルバーの切削加工を施した、上質で精悍なルックスを採用しています。






