【Officina Battaglin】イタリアの工房

2024.10.23

Officina Battaglinは、イタリアの工房で熟練の職人の手によって作られています。しかし、自転車の工房と言ってもイメージが沸きづらいかもしれません。このビデオでは、Gravel Cyclist チームの JOM が、Officina Battaglin の共同創設者 Alex (Alessandro) Battaglin 氏とともに、ショールームと生産施設を徹底的に見学します。

 

また、創設者の Giovanni Battaglin 氏にも会います。ご存じない方のために説明すると、Giovanni Battaglin 氏は 1981 年のブエルタ・ア・エスパーニャ (このレースは 4 月に開催されていました) で優勝し、そのわずか 3 日後には 1981 年のジロ・デ・イタリアに出場して優勝しました。つまり、48 日間にわたって、連続してグランツールで優勝したのです。信じられないことです。

 

Why Steel??

自転車技術が軽さと剛性にこだわる時代において、新しいロードフィーリングを探求するための新しい自転車を探すとなると、カーボンが唯一の選択肢であるように思われます。しかし、重量を軽くすることだけが重要なのでしょうか? ジョバンニ・バッタリンは、プロの自転車レースで12年間、自転車メーカーとして30年以上を過ごした2014年に、自分自身にこの質問をしました。

 

1981年、ジロ・ブエルタのダブル優勝直後、彼は北東イタリアの故郷マロースティカの小さな工房で、ダウンチューブに自分の名前を刻んだ最初のレーシングバイクモデルを発表しました。 その後数年間、スティーブン・ロッシュのトリプルクラウンと、Battaglin のスチールバイクに支持されたカレラライダーの勝利により、このブランドは世界的に有名になりました。

自転車業界は常に新しい技術を求めており、Battaglin社も同様にアルミニウムやカーボンなどのより軽量な素材の実験を始めました。そして、工場は最終的にスチールを廃止しました。しかし数年後、ジョバンニ・バッタリンは自分の専門知識と遺産が失われたと感じました。そこで2014年に、工房に残っていた古い機械を再利用して、特注のスチールフレームのろう付けに戻ることにしました。新しい ≪Officina Battaglin≫ブランドで、彼は原点に戻りました。世界中に彼の名前を知らしめた卓越した職人技に立ち返ったのです。

「Officina オフィティーナ」はイタリア語で「工房」を意味します。ここは、ジョバンニ・バッタリンがグランツールの優勝者でもある唯一のイタリアのスチールメーカーとしての伝説を復活させている場所です。

 

 

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