【SRAM】5年ぶりのフルモデルチェンジ! Red AXS E1シリーズ発表!
2024.05.15
SRAMのロード用フラッグシップコンポーネント【RED】が5年ぶりにフルモデルチェンジしました。
NEW RED AXS E1シリーズは前作RED AXS D1シリーズから正常進化を遂げ、あらゆる面でその機能を洗練させています。
■シフト/ブレーキレバー
ブレーキレバーは細く握りやすくなり、どのポジションでも快適になるよう設計されています。
新しいデザインは、従来型のRed eTap AXSと比較して、フードからブレーキングする際の力を80%軽減しました。これによりライダーは指1本でのブレーキングが可能になります。
レバーとキャリパーの重量は、左右合計で前世代から83グラム削減することができました。これは、ハンドリングに大きな違いを生みます。
リーチアジャスト機能を搭載し、あらゆる手のサイズにフィットします。また、Contact Point Adjustmentも搭載しているので、レバーストロークの深さも調整可能です。
機能を追加できる【ボーナスボタン】により、レバーフード上部でシフト操作が可能に。
このボタンはサイクルコンピューターの操作に割り当てることも出来ます。
■フロントディレイラー
待望のオートトリム機能が採用されました。
RDの動きによってFDケージが微調整されるので、FDケージの幅を短縮。
結果としてより少ない移動量で、素早い変速を可能にしました。
従来のFDは最大50/37Tまで対応でしたが、新型では46/33Tから56/43Tまでの6種類のチェーンリングに対応しています。
なお、オートトリム機能はForce AXSやRival AXSなど、別のシフター/RDと組み合わせても動作します。
■リアディレイラー
AXSエコシステムの中心となるリアディレイラーは、従来モデルと比較して16g軽く、より効率的で、より万能になりました。
10-28Tから10-36Tまでのスプロケットに対応し、セラミックベアリングを搭載した大径プーリーを装備することで、チェーンの曲がりを緩やかにしてドライブトレインの効率を高めています。
衝撃に反応してケージをロックするOrbitフルードダンパーによって、チェーンマネージメント性能を高めており、荒れた路面でも安定した駆動が可能です。
1種類のディレイラーで1X・2X、オンロード・オフロード両方に対応します。
■クランクセット/パワーメーター
■チェーン
グループセット全体の軽量化を目指し、ドライブトレイン開発チームはクランクアームのカーボンレイアッププロセスを改良しました。 チェーンリングの改良を組み合わせることで、クランクセットは29gの軽量化に成功しています。
小柄なライダーやショートクランクを求めるライダーのニーズに応え、160mmのクランクアームがラインナップに加わります。
フラットトップチェーンは軽量な中空ピン、摩耗を抑えるハードクロームメッキはそのままに、インナー/アウタープレートに肉抜き加工を施し、前世代から13gの軽量化を実現しました。
■カセット
リアカセットは10-28Tと10-33Tに加え、新たに10-30Tと10-36Tを追加しました。10-36Tはすでにヨナス・ウィンゲゴーがツール・ド・フランスで使用し、大成功を収めています。
チェーンリングの組み合わせとカセットレンジはどちらも定評があり、クライミングに限らずあらゆるコースに対応できます。
サイズが異なる6種類のチェーンリングと4種類のカセットスプロケット。
これだけのギアレンジオプションがありながら、FDもRDも1種類ですべてのサイズに対応しています。
■サイクルコンピューター
コネクテッドバイクの新たな基準を打ち立てるため、新型Red AXSはサイクリングコンピューターと一緒に設計しました。
AndroidベースのHammerhead Karooは、お手持ちのSRAM AXS製品と直接接続でき、スマートフォンを取り出さずともシフトボタンの設定変更が行えます。
また、AXSシフターで画面の操作を行うことも可能です。
これらの進化、軽量化によりRed AXS E1は前作より153g軽量化され、マーケットで最軽量の電動変速コンポーネントとなりました。
フルセットでの合計重量は2,496gです。(フロントダブル、クランク172.5mm – 48/35T、カセット10-28T、160mmローター×2)
これだけの進化を遂げながら、ほとんどのパーツが旧モデルより低価格を実現しています。
そして忘れてはいけないのが、前モデルとの互換性。
RED AXS E1シリーズは前モデルのRED AXS D1シリーズはもちろん、ミドルグレードのForce AXS、エントリーグレードのRival AXSとも互換性を持たせています。
例えばシフターのみRed AXSでそれ以外をForce AXSで組むことも、MTBコンポーネントのEagle AXSシリーズを組み合わせて使うことも可能です。